唾液の分泌量が減ったとき、お口の細菌が繁殖したときは、口臭が強くなりがちです。

ご自身の口臭を簡単にチェックできる方法があります。気になっている方は、一度お試しください。

1. ビニール袋に息を吹き入れて膨らませ、袋の口を閉じます。
2. 鼻の感覚をリセットするため、10秒ほど呼吸をしながら待ちます。
3. ビニール袋の口を開き、中に溜まった息を嗅ぎます。

プラスチックカップなどでも代用できます。また、使用後の歯間ブラシ、デンタルフロスのにおいを嗅ぐ方法などでもセルフチェックが可能です。

舌の表面に付着する白っぽい汚れが「舌苔（ぜいったい）」です。細菌やタンパク質を含み、臭いの原因となります。健康な方でもある程度は付着します。お口をきれいに保つことで、付着量を減らせます。

プラーク中の歯周病菌、歯ぐきからの膿が、臭いの原因になります。

虫歯によってできた穴、かぶせ物・詰め物の隙間は汚れが溜まりやすく、臭いの原因となります。

毎日の丁寧なセルフケアは、口臭予防の第一歩です。さらに確実に予防するためには、歯科医院での定期的なクリーニングを受けましょう。

食事のときによく噛んだり、食後にガムを噛んだり、唾液腺マッサージをするなどして唾液の量を増やすことで、自浄作用が高まり、口臭を予防できます。

市販されている口臭ケアグッズも、予防に効果があります。もちろん、お口・身体の病気が疑わしい場合には、その確認のための受診、治療を優先する必要があります。

プラーク・歯石除去とセルフケア指導により、炎症をコントロールしていきます。必要に応じて、歯周外科治療、かぶせ物・詰め物の修復、咬み合わせ治療なども行います。
炎症の緩和、歯周病菌の減少により、口臭の改善が期待できます。

口呼吸によってお口が乾燥している場合には、口呼吸の原因を探り、改善します。歯並び・咬み合わせの乱れ、お口回りの筋力不足などがこれに当たります。

虫歯治療を行います。詰め物・かぶせ物を使用する場合、適合に優れ、汚れの付着しにくいセラミックを選択することで、治療後の口臭予防にもなります。